はじめに
しばらく本業が忙しく、ブログの更新ができませんでした。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
ジメジメする季節になって参りました。
体調崩しやすい季節なのでご自愛ください。
予期不安を防ぐ
さて今日は今日はパニック障害だけに限らず、一つの事に集中するという事について書いていこうと思います。
今日の内容に関しては至極当たり前のことではあるのですが、実際言うは易し、行うは難しなので、少し掘り下げていこうと思います。
パニック障害で一番厄介なのが予期不安です。
読んで字の如く、「予期」つまりまだ起こっていない未来のことを事前に予期して不安障害が発生することです。
まだパニック発作が起こっていないにも関わらず、起こってしまったらどうしようと考えてしまう事です。
以前のブログにも書きましたが、不安は交感神経を優位にさせ、血管を収縮させ、血流を妨げ、血中酸素濃度の低下により、心拍数が上がります。
パニック発作そのものが起きやすい状況を作ってしまうのです。
ならば逆説的に考えると、予期不安が起こるのを防ぐことができれば、パニック発作も起こりにくくなるはずです。
この文章を読まれてる方は、「そんな事ができれば、パニック障害はとっくに克服してるよ」と思われる事でしょう。
現実パニック障害にも程度がありますので、軽度のパニック障害であれば、環境の変化だったり、仕事に没頭したり、大好きな趣味に没頭したりして、知らぬ間にパニック発作が起きなくなって治る方も沢山いらっしゃるでしょう。
この文章を読まれてるほとんどの方はそんな軽度のパニック障害ではないのだと推測します。
脳を騙す
少し話は逸れますが、薬学の世界では「プラシーボ(プレセボ)効果と言うものが存在します。
「この薬はよく効きますよ」と言って、有効成分が含まれていない薬剤を処方したにも関わらず、症状の改善や副作用の出現が見られること、つまり偽薬効果とも言います。
人間の脳は良くも悪くも騙されるる傾向があります。
自分の意思ではコントロール不能の自律神経を、意識の上で騙してうまくコントロールしていこうというのが今回のブログの趣旨になります。
思考の矯正が根治には重要
以前のブログでも書きましたが、パニック障害の克服には「思考の矯正」が不可欠になってくると私は考えます。
「思考の矯正」をしなくてもパニック障害は置かれている環境の変化等により一旦は治ることもあると思います。
ただし、私もそうであったように、「思考の矯正」を成し遂げていない場合、同じような境遇になると、またいとも簡単に再発してしまいます。
まさに私が2度のパニック障害発症でそのことを実感しました。
予期不安を封じ込める
私も思考の矯正をしながら、暴露療法と言うほどでは無いですが、今まで出来なかったことに数多くチャレンジしてきました。
自分がパニック発作が発症する環境、私であれば、人混み、電車の中、講義中、飛行機、車の運転(特に高速道路、長いトンネルの中)、
長いエレベーター。その他もろもろ。
何もしないでただ、これらのパニック発作が起こる因子に立ち向かうだけでは、相当意思が強い人でない限り失敗の連続でしょう。
そこに思考の矯正のひとつ、何か一つのことに集中して、パニック因子に集中することなく、本来達成すべき物事を達成させるという行動療法です。
おそらく似たような認知行動療法はあるんだと思いますが、私もパニック障害のことを医学的に詳しく学んだ訳ではないので詳しくありません。
あくまで自分の経験談にすぎないので。
一つのことに集中するということ
一つのことに集中する事柄については、何でもいいって訳ではありません。
あくまでパニック因子に打ち勝てる事柄である必要があるので、相当強く没頭できる事柄でなくてはいけません。
そのため、私のおすすめはやはり好きなこと、執着出来ることに限定されます。
そしてその事柄に没頭することによって、予期不安を考えなくさせるほど集中することによって、脳を騙してパニック発作を抑えていく方法です。
私も色々と一つのことに集中する方法を考えてきました。
大前提として、自分が好きなことである必要があります。
嫌いなこと、逃げたいことに設定しては、本能的にそこから逃げたくなりますし、ネガティブ感情に支配されてそのこと自体がストレスになり交感神経優位になり、逆に予期不安に繋がってしまうことがあります。
一つのことの選択には、各々で嗜好もありますし、自分で見つけていくしかありません。
私の場合、それがテニスのプレーだったり、ゴルフの練習だったり、カメラで写真を撮るということだったり、楽器の演奏だったりします。
もちろん車の運転も好きだったのですが、これは、パニック障害への直接の因子になるので当時は少し控えました。
人によっては絵を描くことだったり、ゲームをすることだったり、映画を見ることだったり、音楽を聴くことだったり。
自分で見つけて、それを深く追求し、没頭していくことだと思います。
今日日YouTubeの動画鑑賞だったり、動画配信サイトだったりすることもあるでしょう。
昆虫採集だったり、バードウォッチングがお好きな方もいらっしゃるでしょう。
お散歩好きな方、ペットを飼うというのもありますかね。お料理したりお菓子作りが好きな方もいらっしゃるでしょう。
とにかく自分が楽しく没頭できて、自分がパニック障害であることを忘れるくらい没頭するんです。
そして好きなことで一つのことに集中できてくるようになると、少しずつパニック発作のことや、予期不安が起こることを考える絶対的な時間が少なくなります。
集中する事柄の内容によっては、それ自体が体の疲労が伴うことがあります。
まとめて言えば、予期不安に費やしていたエネルギーを自分の好きなことにさいていくことで予期不安をできるだけ表面化させないようにします。
こう書くと、それができるならパニック発作なんて起きないよ、って声が聞こえてきそうです。
もちろん簡単ではありません。
集中できるまでやり続けることが大事です。
やっててなかなか興味が湧いてこないことも多いです。
そんな時は集中できる事柄を変えてみてもいいんだと思います。
短期的にも長期的にも自分の集中できる、没頭できることに出会っていきたいですよね。
一つのことに集中、番外編
ここからは書こうかどうか悩んだのですが、私の克服のきっかけの一つには変わらないので少し触れようと思いました。
実はここが鍵になったぶぶんもあるのではないかと思うのですが。
自律神経というのは自分では能動的にはコントロールできない神経です。
脳下垂体等、自律神経を司る器官は、理性より本脳に近い部分です。
人間の三大欲求は食欲、睡眠欲、性欲ですが、私の場合はその中で性欲の部分を使用しました。
使用方法は色々あると思いますが、私の場合は妄想です。
具体的にはここで書くことは出来ではないですが、常識良識の範囲内で性的な妄想を行い、それに集中して、予期不安を意識の下に閉じ込めるというやり方です。
これは私のケースでなかなか功を奏したやり方でした。
但し、これを試みる場合は、絶対に人に迷惑を絶対にかけないように、法に触れることの無いように、自分の中で完結する範囲内で行ってください。
目的はあくまでパニック障害を克服することにあります。
最後に
このように様々な方法を用いて、予期不安を抑えることができれば、パニック発作も起こりにくくなってきます。
そこに合わせて、先ほどお話した「思考の矯正」を少しずつしていきます。
今回はかなり長くなったので、この「思考の矯正』の部分はまた先に触れていきたいと思います。
今日はここまで。
では次回まで。
コメント
takaさん、ご無沙汰しております🙇♀️お元気でしたか?
久しぶりのブログ読ませていただきました。
昔若かりし頃、一人暮らしのとき「自律神経失調症」と診断されて、恐くて外出できなかった時のことを思い出しました。
予期不安、まさにそれでした。
今、どうやって克服したのか思い出せませんが、辛かったです🥺
梅雨まっただ中ですね~☂`(´ω`u)
ジメジメして鬱陶しいですが、恵みの雨でもあるので開けるまでは我慢です。
体調崩さないようお気を付けて!!
又楽しみにしています😊
sumomoさん、ご無沙汰しております。
コメントありがとうございます😊
sumomoさんも外出できなかった経験がお有りなんですね。
その時はお辛かったでしょう。
人間の身体って、物凄く絶妙なバランスで成り立っているんだと思います。
ちょっとしたことでバランスを崩しちゃうんでしょうね。
でも本来なら、自分で自分の身体のバランスを整える力を持っているので自然と治る方が多いんだと思います。
元気も病気も紙一重ですね。
湿気の多い毎日ですが、なんとかかんとかやってます😁
ボチボチ書いていきますのでまたお付き合いください。
sumomoさんもお身体ご自愛ください🍀
Instagram楽しみに拝見させて頂いてます😊
takaさん、返信ありがとうございます🙇♀️
色んな意味で体も精神もバランス大事ですね…
いつもインスタにイイね♡をありがとうございます
恥ずかしい写真ばかりですが、自分にとっての記録でもあるのでこれからも
続けたいと思います!イイね♡は励みになります。嬉しいです🥰
こちらこそ返信ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
私のインスタアカウントはほぼ閲覧用になっていますが、今後も投稿拝見させていただきます。
sumomoさんも楽しい毎日お過ごしください😃
ありがとうございます!又ね~💕