ここまではパニック障害になった経緯や症状等を書きましたが、このまま病状の推移を書いていくとネガティブ要素ばかりのブログになってしまうので、ここで先に私がどうやって克服していったかを書いていこうと思います。
2度目のパニック障害では、30歳の時に再発しうつ病を併発し、そこから7年半地獄のような日々を過ごしました。
そのドン底からのの脱却は私の人生を180度変わったと言っても過言ではないです。
パニック障害は克服できる病気です。
まずは発作を発生させないことが大事
まず最初に、パニック障害は、パニック発作と予期不安の二つに分けて考えます。
まずはパニック発作を発生させないことが先決です。
前回の回で書きましたが、パニック発作は交感神経を優位にさせパニック発作の原因の一つになるからです。
病気になってできなくなった事をノート
まずは日常生活の中でパニック障害があるが故に、病気になる前には出来ていたことが出来なくなったこ事柄をノートに羅列していきます。
その出来なくなった行動を一つ一つ出来るようにしていくことが具体的にパニック障害を克服していくということに繋がります。
言ってみればひとつひとつの目標に何度も挑戦していく、地道な作業です。
わたしも何度も何度もチャレンジして、何度も何度も失敗しました。
失敗する度にやはり自分の病気は治らないんだと2歩も3歩も後退したような気分になってしまいます。
しかし、克服した瞬間の喜びは、そんな失敗なんて一瞬で忘れるくらいの歓喜に包まれます。
思考の矯正
では早速ですが、まずは思考の矯正(私が勝手に名付けましたw)から行います。
「あなたが今、頭に浮かべる悪い予感というのは的中する確率はそんなに高いのか?」
ということをまず考えてください。
心拍数が早くなってそのまま心臓が止まって死んでしまうかもしれない。
手足が震えて、手足が動かなくなるかもしれない。
脳の血管が切れたり詰まったりするかもしれない。
気が狂ってしまうかもしれない。
人前で倒れて周りの人がおかしい人だと思うかもしれない。
車の運転をしていて、意識が飛んで事故をしてしまうかもしれない。
色々頭に浮かぶことはあるでしょう。
でもあなたがパニック障害になって実際、そこまで最悪な事態になったことはありますか?
パニック発作中にこんな最悪の事態になる確率は相当低いのです。
そんな悪い事が起こる事はないのです。
パニック発作は本来自分を守るための反応
それでも何度も何度も悪い予感に覆い尽くされます。
その予感をひとつひとつ、あり得ない事だと脳に焼き付けていってください。
地道ではありますが、このひとつひとつの思考の矯正が、薄皮を剥ぐかのごとく、良い方向へ向かいます。
発作が起きてもいいんです。
命までは取られることは絶対にありません。
なぜなら、パニック障害は自分を守る防衛本能が起こすからです。
守るのに起こっているのに死んでしまったりするはずが無いんです。
そういう思考になっていくと、今までとても恐怖だったパニック発作がだんだん怖く無くなっていきます。
想像と事実とを正確に答え合わせしていく感じです。
あとがき
今から書くことはあくまで私のケースであって、同じ病気を持っていてもそのケースに当てはまらない方も中にはいらっしゃるのと思うのであくまで参考として考えて頂きたいと思います。
まだまだ序章です。
ひとつひとつ私が7年半で克服した過程を書いていきます。
では次回にまで。
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